私ども任意団体「NPO子どものまち」は、今年３月２３日より２６日までの４日間「子どもがつくるまち ミニさくら ２００７」を開催いたします。お蔭様で第５回目の「ミニさくら」となりました。

「遊びのまち　ミニミュンヘン」の圧倒的なおもしろさに触発されて始まった「ミニさくら」ですが、子どもたちが生き生きと主体性を発揮し、一つのまちをつくりあげるこの取り組みは、各地で子どもたちの主体的な活動をサポートする皆様や、市民参加のまちづくりを進める皆様にご注目いただき、各地に広がりつつあります。

　昨年には早稲田大学の卯月盛夫先生により「ミニミュンヘン」を紹介するDVDが発刊され、「ミニミュンヘン」の魅力ある取り組みは全国各地に知れ渡りました。

　折しも「職業体験」や「キャリア教育」などが注目されていることも、「ミニミュンヘン」への関心の高まりに拍車をかけているようでもありますが、ちまたで行われているそれらの取り組みと「ミニミュンヘン」の間には、ずいぶん隔たりがあるように思われます。

　各地で、地域の実情にあったそれぞれのやり方で「子どものまち」が開催され広がりを見せつつある今、各地の主催者が連携し、「子どものまち」に取り組む意味を再確認し、地域で末永く活動を続けながら子どもたちとともに地域社会を変えていく力になれるよう、各地の事例から学び合う機会をつくりたいと思い立ちました。

　幸い「ミニミュンヘン」主催団体代表のゲルト・グリューナイスル氏が来日されますので、氏を交えて、皆様と交流したいと考えております。今回は呼びかけ人として勝手ながら佐倉での開催を考えておりますが、今後「サミット」の形で毎年各地を巡りながら継続されていくことを期待しております。日程は、ゲルト氏の来日の予定の都合上４月３０日を予定しております。

　以上、私どもの思いをお伝えしましたが、各地の皆様と連携したいという趣旨にご賛同いただければ、ぜひ「実行委員」に加わっていただき、皆様とご一緒に企画して参りたいと思います。また「ミニミュンヘン」を日本に紹介された千葉大の木下勇先生にも呼びかけ人としてお名前をいただきました。今後、「サミット」として継続する際もお力添えいただきます。

　ぜひ、ご意見、ご都合などをお聞かせいただければ幸いです。