若者発キャリア教育プログラム、
年に3〜4回開催を目指してばく進中。

大阪市 こどもがつくるまち・ミニ大阪

【写真】

通貨「ボン」を使い、こどもたちは自ら考えた市役所や税務署から飲食店、マスコミまで30の機関・店で働けるほか、新しいビジネスにも挑戦できる。

主な職種は、

これら30前後の職種も全てこどもたちが考えた。こども会議に参加してくれているのは、小学生が毎回10名ほど・・・この新しいこどものまちで、「こども自らがサービス提供者およびサービス享受者となる体験をすることで、世の中がどのような仕組みで成り立っているのかを理解してもらえれば」と期待。スタッフは22〜27までの若手社会人、大学生で構成。

大阪府立青少年会館を舞台に

大人側の理解も重要だと考え、親御さん向けに大人用パンフを作成し、郵送している。本イベントの趣旨説明を言葉にてきちんと行うよう心がけた。子どもが持続的に参加出来るよう「当日参加も可能だが、三月二五日までに申込みいただくと、三月三一日に行う“こども会議”に参加できる」という“特典”を告知した。

また、参加同意書もあわせてもらうようにした。

学校の活用という観点では、教育委員会などの後援を取得しない限り、小学校で案内を配ってもらえないことがわかった。これまでに案内は一五〇〇〇枚を配布している。親とこどもの接し方やいかにうまくバランスをとるかが、なかなか難しい。

2006年8月ごろより調査をスタートさせ、仲間を増やして来た。実質的に体制を整えたのは2007年1月からで、準備期間は約4ヶ月間ということになる。代表理事の松浦は、学生時代に大学生向け就職活動支援を行っていたが、大学生になる前に働く体験、意義を理解することが重要であると気づき、子ども向けの仕事理解の場を創出したかった。その後、仕事だけではなくまちづくりの観点を入れることで、仕事が有機的に絡み合う部分を表現したい、と語る。

開催概要

日時  五月四日(金)、五日(土)

    午前一〇時〜午後四時

場所  大阪府立青少年会館

参加費 五〇〇円/一日

主催  こども盆栽(NPO法人格申請中)

後援  大阪府、大阪府教育委員会、

    大阪市教育委員会、大阪府青少年会館

こども盆栽の名前について。

こども盆栽は社会の縮図。

「盆栽」は縮図という意味があります。大きな仕組みやシステムを考えるときに、小さなことから考えることはとても重要。その際に使う最小のモデルをコンサルタント用語で「盆栽モデル」と言います。

コミュニティに参加してくれた人は最初は小さい盆栽ですが、たくさんの知識や体験を経て、少しずつ個性を保ちながら、大きな木へと成長していきます。